削る

[ 削るについて ]

「空気以外なんでも削ります。」
これは、先代から続く私どもの仕事を表す言葉です。

対象のどこを固定するか。刃の材質は何を使うか。その形状は適切か。
切削の際に使用する油まで、何を削るかに合わせて配合を変えます。
その日の気温によって、扱う素材の具合いは変わりますから、
職人の豊富な経験と独自のノウハウによって、
中村製作所の「削り」は生まれているのです。

「空気以外なんでも削ります。」
それは刃の切れ味や、機械の性能のことを指す言葉ではありません。

創意と工夫によって、不可能とされてきた加工に挑戦する。
そして、新たな「削り」の可能性を導き出し、お客様にご満足頂く未来を目指す。
そんな私どもの企業姿勢を体現する言葉です。

機械が削る

◎マシニング加工

マシニング加工とは、被切削物を固定した状態で様々な工具(ドリル、タップ、エンドミル等)を回転させて切削加工する加工方法のことをいいます。被切削物との条件が合えば、その目的に合わせてフライス削り・中ぐり・穴開け・ねじ立てなどの加工を1台で行うことができます。

◎旋盤加工

旋盤加工とは、被切削物(主に丸物)を回転させ、固定されたバイトと呼ばれる工具で切削加工をする加工方法のことをいいます。被切削物の回転速度やバイトの種類・バイトを進めていく速度(「送り」といいます)を調節し、目的にかなった切り込みを入れていく方法で、円柱形状の部品の製作に向いています。

人が削る

ひとくちに「機械により被切削物を加工する」とはいえ、それを扱うにも熟練した職人の技が必要です。すべてコンピュータに任せておけば図面通りのものが出来上がるという訳ではありません。その日の天候や、素材の状態、そしてお客様から頂いたご要望に合わせて適切な条件を日夜研究しております。

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